玉川上水下高井戸分水は地形から考えて、途中から自然河川であろう、と思っていました。その自然河川の水源地は、以下のような位置を想定していました。
水路跡の屈曲部が不自然なので、ここから西が人工水路と想定する方が自然に思えたからです。
が、しかし。
ここで西に曲がらず南に直進させるとヒミココート横の水路跡に直結してしまうことに気づきました。
もちろん、玉川上水を横切る水路は通常あり得ません。(水路の立体交差の事例はあるが、あれば伝承が残るだろう)
しかし、玉川上水開削前の原初河川の流路としては想定可能です。
アイデアのまとめ §
- 仮にこの河川を(仮称)原下高井戸川と呼ぼう
- この川の水源地は良く分からないが、少なくとも北沢湯のあたりまで遡る可能性がある
- この川の水量は少なかった
- この川は玉川上水の開削で分断されたが、元々水量が少なかったのであまり問題にはならなかった
- しかし、あとで下高井戸分水が認められ、分断された下流部に接続された
- 分断された上流部は玉川上水南側の北沢用水系の水路網の一部に組み込まれた
- 想定された水源地は、神田川に流れ込んでいたが、北沢川に流れ込むようになった
- そのために、地形は部分的に改変されている可能性がある
- 非常に近い場所に北沢川に流れ込む別の自然河川が存在したが、それとは別物であった。(だが、改修の結果接続された)
感想 §
良く分からない下高井戸分水の上流解釈が更に混迷してしまったぞ!
どうなってしまうんだ!
もちろん、線が1本引けることはただの偶然かもしれないので、信じるなよ!